◇◆────────────────────────────────
◆◆ 栄養士のための食ライフスタイルマガジン 【 est 】
第27号 ◇ 2008/6/26
発行:SLD (食ライフデザイン株式会社)
└────────────────────────────────◇◆
こんにちは!食ライフデザインの濱田です。
気がつけば、2008年は早くも半分が終わろうとしています。
時間の流れは本当に早いものですね。
1日が24時間以上あればもっと色々なことができるのに・・・
と最近特に感じます。
それにしても、連日、食品の偽装問題が紙面を賑わしていますね。
食の安全がどんどん見えにくくなる現代社会、
何が本物の食品か、見極める力も必要となるのでしょうね。
食物の本来のおいしさを知り、それを伝えることも必要だと、ふと感じました。
それでは、今号のトピックスはこちら↓
────────────- ☆★ TOPICS ★☆ ─────────────
【1】 栄養、健康、食育最新情報?ちまたのニュース?
【2】 estおススメの本「食品の裏側」
【3】 食品のアブナイ豆知識
───────────────────────────────────
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【1】 栄養、健康、食育最前線!?ちまたのニュース?
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
◆相次ぐ食品偽装問題
冒頭でも述べましたが、ここのところ相次いで食品偽装問題が発覚しています。
この1週間の大きな動きは以下の二つ。
後続記事もたくさんありますが、出だしの情報を載せてみました。
*飛騨牛偽装疑惑
http://www.asahi.com/food/news/TKY200806210244.html
(朝日新聞 2008年6月22日)
*架空会社によるウナギの産地偽装問題
http://www.maff.go.jp/j/press/syouan/kansa/080625.html
(農林水産省ホームページ 2008年6月25日)
テレビのワイドショーやニュース番組などでも多くの特集が組まれていますが、
新聞では、事実だけが記事となっています。
情報源が偏っているようであれば、たまには違う媒体でニュースを見てみると、
新たな発見があるのではないでしょうか。
◆食品偽装の厳罰化?!
相次ぐ食品偽装問題で、食品安全問題の専門家は
「偽装に対する厳罰化を早期に実現することが必要」と指摘を始めたそうです。
不当表示に対する課徴金制度を盛り込んだ独占禁止法改正案は、
今月閉会した通常国会に提案されましたが継続審議になっています。
どのような動きを見せるのか、今後も注目が必要な法案ですね。
http://mainichi.jp/select/jiken/news/20080626ddm008040069000c.html
(毎日新聞 2008年6月26日)
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【2】 estおススメの本
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
今日ご紹介する本は、新しい本ではないのですが、
2005年に発売された「食品の裏側」という本です。
かなりのベストセラーになったので、お読みになった方もいるかもしれません。
この本の著者は、食品添加物の会社のトップセールスマンでした。
しかし、添加物まみれの食品を自分の子どもが食べているのを見て、
「自分も、家族も消費者だ」と気付き、食品添加物の会社を辞めたのです。
その後、添加物の危険性を説いて、全国各地を講演して回ったり、
この「食品の裏側」という本を出版し、危険性を訴えています。
本の中で、添加物の白い粉だけで、美味しいラーメンのスープを作り出す
という事を紹介している場面がありますが、
加工食品の味付けはほとんどが添加物によって作られているのではないかと
思わずぞっとしてしまいました。
「この本を読んだら、何も食べられなくなくなりそう!」という声も
ちらほらと聞いた事がありますが、
知っていて恐怖心を感じることよりも、
知らずに食べ続けることの方が、よっぽど怖いのではないかと思いました。
食の安全が叫ばれている今だからこそ、
読んでいない人はまず読んでみましょう。
既に読んでいる人は、もう一度読み返してみるのも良いかもしれません。
そして、栄養士として、ただ「食べてはいけません」と言うのではなく、
どうしたら良いのか、ということを伝えられるようになることが重要です。
物事を客観的に捉える目線が、これからの栄養士に必要なスキルの一つです。
「食品の裏側」
安部 司 著
東洋経済新報社
http://www.toyokeizai.co.jp/CGI/kensaku/syousai.cgi?isbn=22266-9
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
【3】 食品のアブナイ豆知識
━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━━
vol.1 霜降り牛肉
第1回目は、牛肉の産地偽装の問題を受け、
「霜降り牛肉」を取り上げたいと思います。
高級牛肉と言えば、やっぱり霜降りですよね。
食欲をそそるお肉の写真には、たいていの場合、
焼くと「ジュ?ッ!!」って音が聞こえてきそうな
霜降り肉が載っているものです。
それもそのはず、牛肉の評価は、霜降りの度合いが濃い牛肉ほど高いのです。
そこで登場するのが、恐るべき食品加工技術です。
何と、安い輸入牛肉の赤身肉を人工的に霜降り肉に変えてしまおうというのです!
これは、赤身の牛肉の中に和牛の脂肪と牛乳タンパクを注入するというもの。
これで、「安いわりにやわらかくておいしい」牛肉ができあがります。
食品加工技術の発達といえば、聞こえは良い気がしますが、
いかに安い原料に付加価値を高めて利益を上げるか、という技術とも言え、
本当に消費者のためになるかと言われると、疑問が残りますよね。
ちなみに、こうした人工霜降り肉が開発されたのは、
日本人の霜降り信仰があまりにも強いことが一因とされています。
肉がやわらかくなるのは、肉が熟成することによります。
これは、肉自体が持っている酵素が働くためで、
肉の自己消化作用とも言われます。
この原理を利用し、赤身牛肉をやわらかくする薬剤も販売されています。
この商品は、植物起源蛋白分解酵素製剤として、
パパイヤの未熟果実から抽出されたプロテアーゼが主成分。
肉エキスの製造にも使えるとのこと。
しかも、この商品パンフには、使用しても食品添加物ではないから
表示の必要ないと明記されているのです。
ということは、この商品が肉をやわらかくするのに使われていても、
消費者の人が知る術はありませんよね・・・。
こうしてみると、食品加工技術の発達というのも考え物のような気がします。
また、知らない間に食事に紛れている添加物も気になってしまいますよね。
このコーナーでは、そのような食品のカラクリ、裏側などをご紹介します。
安易な報道に惑わされることなく、食品業界の実態を知っておきましょう!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【編集後記】
最後までお読みいただき、ありがとうございました。
ご意見・ご感想などありましたら、お気軽にご連絡くださいね!
今回は、食の安全をテーマに、加工食品の実態をお伝えしてきました。
食に携わる仕事をしていく上で、決して知らなくて良い情報ではないはずです。
日頃からこのような時事問題にも興味を持ち、
自分たちがどのようなものを食べているのか、意識を持つことも大切ですよね。
食べることは生きていく上で欠かすことができません。
だからこそ、身体に良いものを選ぶ力を身につけたいと思います。
次回は7月3日(木)配信予定です。お楽しみに!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【ご意見箱】
今回の【est】第27号はいかがでしたか?
「これって私だけ?」「私のやりたい事はこれ!」「こんな悩みどうしてる?」
など、皆さまの声を聞かせて下さい。
宛先は info@shoku-ld.jpまで。お待ちしております!!
―――――――――――――――――――――――――――――――――――
【ご意見・お問い合わせ】
▼メールマガジンの購読停止・登録メールアドレスの変更は
こちらに連絡ください。↓
info@shoku-ld.jp
※件名に手続き内容を記載してください。
-------------------------------------------------------------☆★☆---
食ライフデザイン株式会社
◇管理栄養士
◇文部科学省許可(財)日本余暇文化振興会認定 健康・食育シニアマスター
編集者: 濱田 まり
www.shoku-ld.jp
----☆★☆------------------------------------------------------------
Copyright(C)食ライフデザイン株式会社 2008
※本メールに掲載された内容を許可なく転載することを禁じます。
